風水庭園

風水庭園の説明
1.風水庭園とは
 風水庭園とは現代の個人住宅に付属する庭園を風水の要素を取り組んで、良い環境を作ることと同時に、パワースポットと作るというものです。
これまでの中国庭園や日本庭園と違った、5つの要素を持っています。

①気が留まる造形であること
②陰陽や八卦を取り入れている
③風水で良いとされる植樹を行うこと
④水を財の方位に配置すること
⑤吉日を選んで着工


風水庭園方位図

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この図が風水モデルといわれるものです。
遠くの祖山という大きな山があって、手前に少祖山という祖山より低い山があります。
祖山と少祖山をつなぐ道のようなものは大地を流れる気(エネルギー)を表しています。
それが少祖山から主山(または父母山)へ流れていきます。
主山の前方に龍穴とあるのはパワースポットです。つまりここから大地の気が吹き出す重要な場所です。
明堂(めいどう)というのは龍穴の前方に開ける平野部のことです。
ここを龍穴から発生した気がゆるやかに流れていきます。
水龍というのは川の流れで、青龍の方から白虎の方へ流れるのを吉とします。
案山(あんざん)、朝山(ちょうざん)は気がさらに外部に流失していくのをストップさせる役目を果たしています。
このほど完成した西条庭園内の風水庭園は、この風水モデルをベースとして考案したものです。
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太極図を中心として、三角形の石仏は甲の方位に位置しています。
方位は風水で使う二十四方位の区分です。例えば、北は壬(みずのえ)、子(ね)、癸(みずのと)それぞれ15度に分かれます。


2.風水庭園の工事

6月10日の吉日を選び工事を行いました。
風水では丙申(ひのえさる)の日で(今年は)丙日は大吉日となります。
契約日から工事着工、入居日などに使うと良い日とされています。
また、実際の風水庭園工事では良い時間を選んで着工しました。

まず計画地に電位差測定を行います。
これは人工龍穴(パワースポット)を作るのに、施工前と施工後の電位差を比較して、
その効果を確認するためです。
測定結果は-31mvであって、土地のエネルギーが
大変弱い状況である事が分かりました。
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炭を埋設することは様々な分野で取り組まれており、代表的なものとして、
寺社仏閣や住宅の床下に埋設していることが見られるほか、田畑に埋設して作柄を
高めるといった事例もあります。
炭が地中の存在する微弱の電子を集めることで、土地のパワーが高まるというのですが、
今回、竹炭を使ってその効果を電位差測定という形で行いました。
結果については、半年後を目安に確認します。
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いよいよ土を掘り下げていきます。
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縦横と深さを確認して竹炭がどのくらい入るか判断します。
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広島大学と共同開発した緑化用 高機能性カーボンと書かれてあります。
原材料は中国杭州で作られた竹炭で地中に埋設すると土地のパワーが高まり、
植物の生育に効果があると考えています。
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15kg×6袋で合計90kgを入れます。
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ちょうど一杯になりました。
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土をかぶせた上に雑草が生えないように「ガンコマサ」を載せます。
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その上に黒石を敷き詰めて太極図をデザインします。
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次に白石を敷き詰めていきます。
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これで太極図が完成しました。
太極図というのは、世の中が陰と陽の要素が組み合わさってできていることを示します。
それぞれ勾玉のようにも見えます。
白い部分は陽を表しています。その中に黒石が目玉のようにはめ込まれています。
これは陽の中にも陰の要素が含まれているということです。
一方、黒い部分は陰を表しています。黒い部分に白石があるのも先と同じで陰の中にも
少しだけ陽があるという意味です。
右回りでくるくる周っているように見えますが、これは拡大、エネルギーの
発散を表しています。
地中に埋設した竹炭の効果が出てくると、この部分がパワースポットとなると
予想しています。(竹炭を埋めてパワースポット化にするのに半年くらいかかります。)


パワースポット巡りがブームとなっています。伊勢神宮や出雲大社など昔からある有名な
神社はパワースポットの上に建てられているといわれています。
人々は良い気を求めて、あるいは癒しを求めてパワースポットに行きます。
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水を掛けて表面を洗ったところです。背後にはすでに造成された坐山があります。
この坐山は背後からの風を防いで太極のところから発生した気が散逸するのを防ぎます。
左手に少し飛び出した椅子状の石に腰掛けると癒される感覚を体感できることになるでしょう。
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気を感じています。
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坐山の背後に三角形の石仏を置きました。これは風水思想で、大きな山から大地のエネルギーが発しているという考えがあります。
そこで山の代わりに山と見立てた石を配置したものです。
太古から山そのものがご神体という考えがありました。
例えば四国の石鎚仰などです。
そして巨大な岩は神様が宿るものとしてご神体として祀られたものです。
これを習い、風水庭園の守り神として位置づけました。
きっと良いことを呼び込んでくれると期待しています。
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石仏を置く位置についても方位のきまりがあって、慎重に選びました。
この石仏を頂点として、太極図の真ん中を通るラインは甲(きのえ)と庚(かのえ)
をつないでいます。
甲というのはおおむね東で庚も同じく西です。
風水で方位を測る羅盤という磁石を使って正しく配置します。
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風水庭園は様々な形があります。
今回、出来上がったものはそのうちの代表的なパターンといえます。
お客様の庭園に合わせて、オリジナルな風水庭園を考案し、健康と幸運を呼び込む
パワースポットづくりをお任せ下さい。

風水庭園施工
㈱ 西条庭園 代表取締役 本田逸男
http://www.coppice.co.jp
東広島市八本松東2丁目15-9
電話番号(082)428-5971



風水庭園監修
㈱成研 代表取締役 吉村徳則
現代風水研究会  会長
電話(082)543-5551
http://gendaifusui.com/
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