2月の庭のお手入れ

冬季防除
冬の寒い間に、石灰硫黄合剤、マシン油乳剤を散布し病害虫を防除します。この作業を行うとその年の病害虫の発生を抑制する事が出来ます。
石灰硫黄合剤は、冬眠中のカイガラムシ・ハダニの駆除、ウドンコ病・サビ病などの病原菌を殺菌する効果があります。
マシン油剤は、やはりカイガラムシ・ハダニの駆除、さらに樹木の防寒効果もあります。
これらの薬剤を使用するときは、希釈倍率を守り、使用後の噴霧器をきれいに洗う事が大切です。噴霧器の種類によっては、上記の薬剤が使用できない物もありますので、注意して下さい。また、車や窓ガラスに付くと落ちにくいので、散布時は周囲に気をつけましょう。

《庭師のひとりごと》
噴霧器を使用した後は、きれいに洗浄しましょう。使用した薬剤によって適した洗浄の方法があります。
*石灰硫黄合剤・・・・酢を使って中和します。酢を100倍に薄めて噴霧器に入れ、良く振ってから噴霧し、その後 、 水で充分すすぎます。
*マシン油乳剤・・・・・・家庭用洗剤を使用して、油分を充分流します。
いずれの場合も、本体だけでなく、ホース部分に着いている薬剤もきちんと落とすようにしましょう。

《庭師の裏技》
石灰硫黄合剤の別の使い方
サツキ・ツツジの幹や枝に白っぽい苔が着くことがありますが、石灰硫黄合剤を2から3年続けて散布するときれいに無くなります。


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