3月の庭のお手入れ

病害虫防除
この10年程で急激に増加して、ヒイラギモクセイなどに良く付く害虫で、「ヘリグロテントウノミハムシ」というのがいます。4ミリ程度の大きさで、黒地に赤い星が2つ。一見テントウムシに見えますが、厄介な害虫です。
この虫の幼虫は葉や新芽の組織内に潜り込んで食害するので、葉色がおかしくなってから薬剤を散布しても全く効果が無く、年々増加し数年で樹木を枯らしてしまうのです。
この虫のサイクルは、4月頃成虫が新芽に産卵し、葉が開く頃幼虫が孵化して新葉に潜ります。成長すると土中で蛹になり、6〜7月には新成虫となります。さらにこの状態で越冬し、春を迎えます。
駆除の方法としては、やけど状に変色した葉を見つけ次第、その葉を切り取って処分するか、幼虫以外の時期に薬剤の散布を行います。
3月6日(啓蟄)までに、コモ巻きをとり処分して下さい。

庭木の植え付け・植替え
春の彼岸頃は、ツバキ・サザンカの植え付け適期です。土に腐葉土を混ぜて植えると、植え付け後の生育が良いようです。
庭木の植替えは、落葉樹は新芽の出る前の休眠期、常緑樹は少し暖かくなった、春の彼岸過ぎから新芽の出る前が適期です。
賀茂台地は冬の寒さが厳しいので、常緑樹(カシ類)をあまり早い時期に植え替えると、殆ど枯れてしまいます。

マキの剪定
マキは、当地域では、春の彼岸頃が刈り込み剪定の適期です。
普通は、秋に剪定をしますが、賀茂台地は前述のように冬が厳しいので、葉枯れを起こしてしまいます。春、この時期なら葉も傷まず、芽吹きも良いようです。


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